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ほぼねるまえに更新してます 読んだ本/聴いた音楽/マラソンみたいに続けていきたいふつうの日記

短歌の目4月のざくっと感想と枕詞のこと

ようやく身辺が落ち着いてきまして、ご投稿作品の情景が浮かびやすい心境になりました。
スター爆撃機みたいになっておりますがご了承ください。
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題詠短歌のなかでとくに面白いと思ったこと、枕詞についての解説を少々。

http://www.flickr.com/photos/47741487@N06/14560936728
photo by jun560



ざくっと感想

新学期

偶然だとは思いますがこのお題で「新学期」と「音」、オノマトペが結びついた歌を詠まれている人が多かったです。擬音語が見えているような表現とか。
「ぴっかぴっかのいっちねんせい」的なイメージから来てるのかな?
新しい枕詞みたいで面白いなーって感じました。

ひとつ

最後のお題で肩の力が抜けていたりちょっと疲れたりもしたのか、思いがけず詠み手ご本人の「ひとつだけの願い」を知れる歌が少なくありませんでした。

短歌って自分以外のものを詠もうとしてやっぱり自分が出ちゃうものらしいんですが、鑑賞側としても歌の良し悪しとは別にこういう心的距離の狭まりがあるのは楽しいです。

日常生活や普段のブログではなかなか言えないのに、なにかを媒介にしたらスルっと言えちゃう気持ちみたいなの、ありますよね。私はそういうのが多いです。わあずるい♡


あらたまの/枕詞について

「あらたまの」という見慣れない枕詞でびびった、という声もちらほら見えました。
「あらたまの」は「年」「春」「月」「日」なんかにかかる枕詞らしいっす。
ちょうど「春」の季語一覧をみていたらこの枕詞があったので投入してみました。

私個人の記憶では枕詞はそれに呼応する語句、あるいは語句と同音の意味が違う語句(「春」と「貼る」など)にかかる、と習いました。んが、今ちょっとwikiったところ、枕詞のなかでも意味にかかるものと音にかかるものの2分類があるみたいです。

ここらへん不勉強でしたので、次回よりお題に扱うときは馴染みのある枕詞から選ぶようにしますね。

もちろん「新瑞」のように枕詞以外の用法でもOKです(ただしお題の表記は変えずそのまま詠みこんでください)。

ちはやふるとか読めばいいんだろうか…



まとめ

今回は第0回から挑戦いただいて、だいぶ短歌の形式に慣れご自分の世界観を自由に表現できているな、という方、初参加なのにグっとくるセンスをお持ちのかた(多分ご経験者)もいらして、バラエティ豊かに感じました。

情景、言葉遊び、ご自分の今の心境。それぞれの立ち位置でグっとくるものがありますし、それはやっぱり参加者一並べでどれがいい、悪いと批評がしがたいです。

できるだけ詠み手の方の背景も知るように努めつつ、「詠み手ご本人の以前の歌よりおもしろい/ご本人(あるいて詠み手としての人格)が出てる/ぼやけてる」を見ていきたいなと思っています。

私もがんばらねば。ギョウ虫検査ごときで歌が詠めないブログが書けないなどと泣き言をいっている場合ではない。セロハン短歌を詠むのだ。


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