というわけで参加します。
http://novelcluster.hatenablog.jp/entry/2015/05/20/005427novelcluster.hatenablog.jp
登山口Bから30分ほど森の内部へと歩みを深めたところにそれは立っている。
推定樹齢400年といわれているその橅は根元からゆるやかに隆起し、幹を空へと伸ばしている。幹は大人が3人手をつないで一周する太さだ。
木肌の色は遠目に見ると灰色、茶色がかった深緑、朽木色の三色が斑に混在している。近づいて見るとところどころ苔がむしている。けばだった部分、傷つき、そこを修復するためであろう、盛り上がった部分がある。まだ古くはなっていない、少し大きめのひっかき傷もある。熊の爪痕だ。
木肌を追って上へ上へと目線をやると、その先には大小太短の枝々が放射状に伸びている。そこから生える新緑の葉は風にそよぎながら隣の木々と触れあい、空から降る日光の強さを和らげている。
(空白入れず329字)
ともすれば擬人表現したくなっててあぶない。