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ほぼねるまえに更新してます 読んだ本/聴いた音楽/マラソンみたいに続けていきたいふつうの日記

チェンソーマン、観察力を磨くなど、面白かった本まとめ

野分の気配。温帯低気圧に変わったとはいえども、
風のにおいにほのかに秋。


のっけからギャンギャン手足頭飛んでるのでウへぇ、と思ったが、なかなかどうしてこのスピード感。
主人公デンジのアホ素直さと力の悪魔「パワーちゃん」のネーミングの安直さ、アホさ。
ハンターハンター並みに紙切れと同じ価値観で主要キャラクタがタヒんでゆく。

11巻で第1部完とのことだが、この正義とか倫理観とか無視した主人公およびストーリー展開がONE PIECEDr.STONEと同じ誌面にあるかと思うと胸がアツいです。
後半、いろいろあって仲間がみんなタヒんでいって「自分で考えないで人の言うことに従ってたほうがラク」って思考停止しようとするデンジにつけこむマキナ。超怖かった。


図書館でなんとなく借りた本だけど思いがけず興味深く読めた。
著者は指導困難校で長く保健室の先生をやってこられた方で、NLP神経言語プログラミング)の観点から生徒を観察・はたらきかけることを本著のなかで勧めている。目からウロコのことが多かった。
仕事で使えるかもなと思って他にNLP入門みたいな本もいくつか買ってみた。



観察力を磨く 名画読解

面白かった。まず最初に名画や写真を見て見つけたこと読者に列挙させてから中見出しのテーマに入っていくスタイルなので、惹きつけられて読みやすい。
人は思い込みによって主観的に世界を見る、ってのがメインで言いたいことかな。

それにしても最近読んで面白い!orおもしろそう!って本はだいたい早川書房だ。
ご縁を感じる。

BEASTERSとゴールデンカムイ一気読みした

のでその感想ログ。
どちらも映えあるマンガ大賞受賞作品なので面白いのは当然なのだろうけど、いやしかしこんなに一気読みできるとは思わなかった。


BEASTERS 全22巻


レゴシのキャラクタ造形が特に好き。
登場人物が全員動物なので描写(とくに性)がいくぶんマイルドに感じられたり、人間世界でもある差別、シシ組のライオンたちのように強者の悲劇、草食動物たちのような弱者の強さなどを浮き彫りにできたりと、興味深い技法だった。
あとがきでも板垣先生ご自身が書かれているようにコマ割りと影の付け方が映画を観ているようだった。
板垣先生どんな映画観てるのかなあ。ぜひ今後映画エッセイなど出してくださったら嬉しい。
個人的に好きなキャラクターはサグワンとシシ組のイブキです。




ゴールデンカムイ

ヤンジャン!アプリで既巻全話無料という太っ腹サービス。
ゴールデンカムイ|ヤンジャン!|週刊ヤングジャンプの公式マンガアプリ

しかしまったく飽きることなく、夢中で一気読みできた。
おそるべき野田サトル先生の才能!

後半巻でアシリパさんの言っていた言葉が、ちょうど並行して読んでいたテッド・チャン「息吹」のなかの一作品とリンクするものがあって、ああこういうタイミングってあるよねえ。
ざっくりいうと「人は物語でできている」「語り継いでいかないとわたしたちの文化は消滅してしまう」

とくにアイヌは文字をもたない文化として知られていて、存続への危惧と継承への使命感は現代アイヌの人たちも同じように感じている。

nerumae.hateblo.jp

ゴールデンカムイ」では複数地域のアイヌ民族をはじめとして樺太、ロシアに存在した多数の少数民族についても描写している。こういう風に民族文化のログとして完成度が高い上にさらにエンタメとしてめちゃくそに面白いというのはものすごい偉業だ。
最後まで追わねばばならぬ。

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