「結婚したら知っておきたいお金のこと」を読みました
ファイナンシャルプランナー畠中雅子さんの著書「結婚したら知っておきたいお金のこと」を読了しました。
家計管理/貯蓄/子ども費/住宅費/保険/老後資金の全6章からなり、畠中さんの実体験を元にして書かれてあります。かなりお手本にしやすいのではないでしょうか。
基本のキといった感じですのでまずはここをおさえて、それからさらに知りたいこと、じぶんの生活スタイルに合わせて必要な知識を取得していくといいですね。
以下、知って良かったこと、共感したことなどを箇条書きします。
第1章 家計管理編
・お金の管理は夫婦間で透明化する
・DINKSは家計を一本化する
・お小遣いは夫婦合わせて手取り月収の10%以内に
・節約は楽しんで
・やりくりに対するご褒美をもうけておくと節約のモチベが上がる
第2章 貯蓄編
・地方銀行のネット支店で高金利のところに定期預金を組む
→香川銀行「セルフうどん支店」、愛媛銀行「八十八ヵ所支店」、トマト銀行「ももたろう支店」など。
・目的別貯金より貯金の増額を増やすことに力を注ぐ
第3章 子ども費編
・児童手当は「もらわなかったもの」として全額貯金
・大学入学前までに300万円を教育資金として準備
→4年間の費用 私立文…500〜600万円 私立理…600〜700万円程度
・奨学金は安易に頼らない
・子どもが生まれた時から教育資金貯蓄を開始
第4章 住宅編
・賃貸か持ち家かは「どちらが家族の満足度が高いか」で選ぶ
・マイホームをもつなら早めに。ローンは返済時期を早く設定する
第5章 保険編
・出産一時金を健康保険側から病院へ直接支払い、じぶんが支払うのはその差額だけでいいシステムもある(直接支払い制度。病院によって異なるので注意)
・普通分娩、不妊治療も対象になる少額からの保険がある
・子どもが生まれて妻が仕事を辞めたら夫の死亡保障は3000万〜4000万円
第6章 老後資金編
・老後資金を確保するには教育資金をかけすぎない
・老後資金の準備は年収の5〜6倍
・現役生活も楽しみながら老後も楽しみつつ生活できる金額を確保する
今を生きるのを忘れずに
この畠中さんの著書の中で時たまハッとさせられるのは、定期的に出てくる「お金を楽しく使う」というフレーズ。
節約だけの人生になってはなんのために生まれて働いているんだかと悲しくなってきてしまいます。他のマネー本でも「楽しいお金の使い方」には触れていないものが多いなか、畠中さんは「お金を楽しく使って現役時代を楽しみつつ、必要な資金をためていく。そのためには収入に合わせて住居や生活の質を変えたり、柔軟に考えたほうがいいよーっと提唱してます。
にしても、教育資金を貯めるのに考えがいっぱいで老後資金のことまで考えてなかったのでここんとこは肝を冷やしました。
介護が必要になる→介護を担ってくれる人が身内にいない→急いで、入居できる高齢者施設を探す→資金面で無理をしてしまうことも多い→自分が思っているよりも長生きをして、資金が底をついてしまう
ヒイイイ…!
あと「老後資金は年収の5-6倍」ってのも「いつの時点での5-6倍なんだ…」と思ったりするんですが、そこらへんとか具体的に老後資金のためかたとかについては自分でもうちょっと調べます。
こちらもFP畠中さん監修