nerumae

ほぼねるまえに更新してます 読んだ本/聴いた音楽/マラソンみたいに続けていきたいふつうの日記

家計簿でやった失敗振り返り

趣味は家計簿をつけることです。
3〜4年前くらいからつけていて、失敗を重ねて改良して今のExcelシートにいたり、そこそこ満足しています。

これまでの失敗と、そこから学んだことなど振り返っときます。


初期の失敗
・毎日つける
毎日つけるのを日課にしようと思いましたがダメです。お金のことばっかり気になるようになって精神衛生的によろしくないです。

・レシートの詳細までつける
卵170円、牛乳…などとスーパーの買い物項目までつけていましたが、時間がもったいないです。

・項目を厳密に分ける
スーパーで買い物すると、食料品以外にティッシュペーパーも、シャンプーも…とまとめて買っちゃいますよね。
エクセルシートで食料品と雑費と分けていると詳細を厳密に入力したくなりますが、これも「テキトーじゃね?」ってくらいザックリやったほうが精神衛生的にいいです。

・特別出費も生活費の中におりこむ
以前にも書きましたが、自動車保険や県民税など年間定期的に出るもので生活費とは直接関係がないものを生活費のシートに入力していくと精神衛生上非常によろしくないです。特に年払いや半年払いしているものを入れちゃうと月の収支が-10万になったり一喜一憂が激しいです。
毎月つける家計簿は生活費と限定して、税金・家族旅行・保険代は特別出資として勘定したほうがいいです。


・予算オーバーしたらじぶんを責める
ちょっとでも予算オーバーすると「ああ自分は金銭管理もできない…」と自分を責めて、翌月からテレ朝みたいな超節約生活に切り替えるみたいなアホなことをやってたんですが、今思うとダイエットしすぎで拒食症になっちゃうみたいな状態だったんだと思います。
コツコツ家計簿付けるのが性にあってる生真面目な人が陥りやすいビョーキですが、やるべきは自己卑下や過度な節約生活じゃなく赤字原因の「分析と改善、1,2ヶ月赤字になっても死なないのでさらっと流しましょう。


・節約のために節約をする
上記のように赤字/黒字にこだわり過ぎるとこんどは節約のために生きるようになってしまいます。
私みたいな節約と預金額(少ない)を眺めるのが好きなオカネスキーはそれでも楽しいかもしれませんが、人付き合いが疎遠になったり、楽しみがなくなりすぎて精神的にギスギスし始めたりするので、気をつけたほうがいいですね。


改良版
・目標の節約ができて余剰分はきちんと使う
これは前回紹介したFP畠中さんの提唱で、「◯◯円まで溜まったら翌月に残さず家族の楽しみにしっかり使う」って方法です。
思いっきり気兼ねなく楽しくお金を使うことでまた翌月から家計簿付けや金銭管理を頑張るモチベーションにつながります。
私の場合は家族にも思いっきり楽しんでもらうことで、翌月からの節約に協力してもらいやすくもなりました。

・1月単位でなく1年間でみる
特別出費のとこでも書きましたが、税金や保険は年払い/半年払いにしているので、1年間全体で収支のバランスを整えるように考えた方がいいです。




家計簿つけて感じたこと
・金銭管理はダイエットと一緒
ダイエット=体型維持は短期間でやるものじゃなくて、長い時間をかけて食生活を変え、生活習慣を変え、健康を目指すものだと思います。金銭管理も同じで、金銭感覚を意識的に矯正してくのは一朝一夕ではできないこと。あんまり短期間で矯正しようとすると反動で衝動買いとか増えます。増えました。
「今月はこれくらい、それが成功したら来月からこれくらい貯めよう」と理想の貯金額まで少しずつ「貯める練習」をしていったほうがいいと思います。

・貯めることは稼ぐこと
たとえば家計簿つけてそれまでの無駄を6万カットしたら、6万稼いだのと同じこと。
年収も大事ですが、身の丈にあわせた仕方でシンプルに生活することも「稼ぐ力」のひとつとしてカウントしていいんじゃないかと思います。

・お金の使い方は自分が思ってる以上に自分を表す
ローソンのコーヒー、ひまつぶしの漫画、ジュース,etc…
レシートをもらうようにして記録付けるだけでも、自分がいかに無意識に無駄使いしていたか、何に使っていたか、数字でわかるようになります。
記憶は嘘をつくけど、数字はうそをつかない。
家計簿をつけていちばん良かったのは「自分がどういう人間なのか」をお金の使い方を通して客観的に知ることができたことです。


moneytreeなどのアプリもいいけど、最初は既存のノートにつけたほうが家族にも視える化できていいんじゃないかなー

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