DIYハイ・らも父・読むドラッグ「ウルトラヘヴン」
抹茶です。
近況
DIYハイにかかって脳みそがちょっと変な状態が1週間くらい続いていた。
「俺はキッチンカウンターを作るんだ!」という変な強い意思が働いてホームセンターに通いつめ、その実できたのは自分の目線を超えるくらいの、カウンターっつうかこれ棚じゃねえか、みたいな。いいんだけど。
DIYハイというかクラフトハイには年に2回くらいの頻度でかかる。
かぎ編みにハマったときは寝食を忘れて一昼夜モチーフを編みまくったりした。
ハイ期間は1週間弱続いて、そのあいだなんだか脳みそが10°くらい傾いてる感じがする。
そのあと反動でものすごい疲れと無気力状態がくる。
最近は「あ、これはおかしいな、お脳からなんかドヒドヒ出てるんだな」と気づいた時点で深呼吸して何かクラフト品を手に取りたくなる欲求を抑えるようにしているので大丈夫です。精神に異常はきたしておりませんので安心してください。精神に異常はきたしておりませんので安心してください。精神に異常はきたしておりませんので安心してください。
息子が「ドグラ・マグラ」という本を持ってます表紙のイラストが... - Yahoo!知恵袋
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たしか中島らものどれかのエッセイ本だった。
「医者の父ちゃんが躁病もちで、庭に一晩でプールを掘った」という話を書いていた。
読んだときは「いや〜躁状態って凄いんだな」とそのときは他人ごとみたいに笑ってたんだけど、DIYハイを自覚してからはもう全然笑えない。時限爆弾みたいだ。
まあでも自覚してるし制御もできてるので「好きなことに熱中しちゃう」くらいの範囲でしょうね。
読むドラッグ「ウルトラヘヴン」
ハイつながりで思い出したので書いてみます。
「ウルトラヘヴン」は「読むドラッグ」とも評されるカルトマンガ。
一時期ヴィレバンに平積みされてたのでそういう界隈には有名なんでしょう。
「ドラッグバー」もあるくらいケミカルドラッグが普及している近未来で、主人公とドラッグツールを通して、トリップ状態の時に見える世界や人間の意識の拡張、深層心理なんかを描いたもの。
これが経験者から言わせると、「よく勉強してらっしゃるし、よく見えていらっしゃる」とのこと。
トリップ状態の時に見える幻覚とか、感じる多幸感まで、体験することはできても忠実に再現するのはなかなか難しいことのようです。
「母親の胎内に戻った多幸感とか、マジあんな感じ」と。
The Doors of Perception & Heaven and Hell - Aldous Huxley - Google ブックス
ちなみにこのマンガの中に「知覚の扉」というフレーズが出てくる。
これも聞いた話なのだけど哲学者オルダス・ハックスリーによるドラッグ「メスカリン」被験録「The Doors of Perception」の邦訳タイトルなんだそうです。
んでもってバンドの「Doors」の由来であるとか。
要はその時代のその筋の方には聖書みたいな扱いの作品なんですな。
人間がトリップしたらどんな世界が見えるのか、「合法的に」体験してみたい人はこの漫画にトライしてみてもいいかもしれません。グロ描写はないんだけど書き込みが細かすぎてお酒飲んだあとに読むとほんとに吐いちゃうかも。
あとこのマンガ4年に1冊くらいの頻度でしか更新されないんだけど作者の方だいじょうぶでしょうか。