kindle paperwhite買ってみたのでオススメポイントとかまとめますね
抹茶です。
買いましたー。
結論からいうと、買って良かったです。満足度90点くらい。
まだ買って2週間ですが、今のところ感じる買ってよかったお気に入りポイント、こんな人にオススメしたい、あえていうならの要望点をさくっとメモしてみます。
買ってよかったお気に入りポイント
・目に優しい
とにかく「目に優しい」を第一優先して買いました。
以前にiPhoneで長編小説を読みきったときに、本気であーこりゃぶっつぶれるなと思うくらい目が痛くなりました。
kindle paperwhiteは「最高の読書体験を」がキャッチコピーなだけあって、一般タブレットよりも目に優しいフロントライトで長時間の読書も気にせず楽しめます。
とはいえ、疲労感はゼロではなかったですね。ふつうに紙媒体長時間読んでも疲れるし、それと同程度かな。
・家族の寝静まった寝室でも気兼ねせず読める
私のまとまってとれる読書時間は夜、寝る前くらいなのですが、家族と寝室をともにしているため間接証明をつけると起こしてしまいます。
kindleは24段階で明るさ調節できてしかも操作音もゼロなので、家族を起こす心配もなくゆっくり読書できるのが嬉しい。
・行間・余白をけっこう細かくカスタムできる
これは地味に助かる機能!布団で寝っころがって読むと6インチしかないkindle画面でも、縦の目線のいったりきたりは疲れたりする。なので夜は余白は3段階のうち一番多めにとってます。
読むシチュエーションに合わせて明るさだけでなく文字、行間、余白をカスタムできるって超親切。
・古典に気軽にトライできる
活字中毒というか退屈がきらいなので、空き時間は2ちゃんでもtwitterでもいいからなんか読んでたい派。
kindleで著作権が切れた作品は0円、かなりボリュームがある作品集でも99円というお手頃値段で読めるので、手持ちぶさただったらこちらを読むようになりました。
「文明は文化を残す義務がある」という持論は立川談志ですが、気がむいたときに気軽に古典に触れるドアが開いたというのはとてもいいことじゃないかな。
・読書に集中できる
余計な機能がついてないのでね。でもちょこちょこ途中の感想をTwitterに書き込みたくなる。
尾崎放哉の句 助けたらその人眼がないってのやたら多くて怖い
— 卯野 (@macchauno) 2014年8月18日
・蔵書をフォルダ管理できる
設定→「新しいコレクションを作成」でフォルダを作成、ジャンルごとに管理ができる。
増えてくると助かる機能です。
・お手頃価格
あざなわさんもおっしゃってましたが、軽くて薄くてぶっちゃけ「チープでフランクなガジェット感」は否めない。どうしても高性能なipadと比べちゃうし。
でもだからこそ気兼ねなくいつでもどこでもひきずり回せてますね確かに。
こんな人にオススメしたい
・乳幼児子育て中のかあちゃん
というか乳幼児子育て中に私が欲しかったよ!
子どもが車内で寝ちゃって車からおりれないときの時間つぶしに、いつも車内に2,3冊本を入れてました。kindle携帯してたらこまぎれ時間の中でももうちょっと体系的に読書楽しめてたんじゃないかなあ。
・とにかく活字中毒の人
とにかく何か読んでたいって人、手元に本がないと落ち着かない人、物語を消費したい人。買って損はないと思います。
・古典を読んでみたい人
先も言ったけどkindleは古典に触れるハードルを著しく下げてくれてると思うのでオススメ。
・地方住みで書店が遠い人
私は人よりサルが多い僻地、書店まで車で30〜40分の距離に住んでるので、かける時間と労力のコストを考えたらkindleはありがたい。書店で回遊しながら装丁を楽しむのも好きですけども。
あえていうならの要望点
「ベストマシンは存在しない」との言葉通り、100%望みをかなえてくれるものはないんだな、とkindleを手にして実感。手にとった瞬間にもっと欲が湧いちゃうものだしね。
以下はあえていうなら、の点です。
・モノトーンなので料理本を見ても欲望が湧かない
「きょうの料理ビギナーズ」のバックナンバーが108円で売ってたときは「おほぉッ♡」となりましたが、kindlepaperwhite完全にモノクロなのでぜんぜん食指が動かない。「作ってみたい!って意欲がわかない。
基本レシピ本だから、レシピが読めれば問題ないはずなんですけどね…
食欲と色彩って直結してるんだなあとこのとき実感しました。
ipad Air との併用も納得。
・タッチパネルのコツをつかまないとフリーズ
iPhoneやPCブラウズの感覚でタッチパネルシュシュっと雑に扱ってると最初の1週間フリーズしまくりましたw
コツをつかめばそんなことはない。
というか、改めてスマホやらipadやらってやっぱあのお値段分あるのよねえ、と。
・自炊、PDFファイルを読むには至らず
今見ているページや自炊データなどをKindleに送信できるKindle パーソナルドキュメントサービスとSend-to-Kindle機能 – ごりゅご.com
https://itunes.apple.com/jp/app/send2kindle/id639115412?mt=8&uo=4&at=10l14825
一応手持ちのPDFデータも読めるときいて実験いてみましたが、PDF、パワポ資料ともに残念な結果でした。字が薄くてぜんぜん読めない。
いつか改善されるのか、やっぱり別タブレットの分野か。
・kindle内にあるものからしか選べない
「最高の読書体験」といううたい文句ですが、やはり使うにつれ気になるのは、読みたい本がないこともある、「kindleで提示されているものしか読めない」受動的な読書から脱することができない、ということ。
そういう意味でまだ「最高」たりえないよな、というのが残念なところです。
いつかすべての本を補完できて、いつどの場所にいてもすべての人が読みたい本を手にとれるといいですな。
最後に
マンガっ子だった私が初めて活字にハマったのは、親戚にすすめられた筒井康隆の「家族八景」でした。
それから「七瀬シリーズおもしれえええ」ってむさぼるように読んで、筒井康隆のスラップスティックに手を出して、宮部みゆきの推理ものを布団の中で読んで初めて「気づいたら窓の外が白んでる」ってのを体験しました。
あれから10年以上たって、集中力もなくなってしまって、「もう『自分と物語だけ』みたいなあの感覚は味わえないんだな…」と思ってたところに、このkindle。
本を開いたときのワクワク感がよみがえってきたというか、もう一度だけ活字と想像の世界にトリップできる扉が開かれたような気がします。
これから何読もうか、すごく楽しみだな。
とかいいつつ飽きたりするかもしれないし、また気づいたこと書きますね!