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ほぼねるまえに更新してます 読んだ本/聴いた音楽/マラソンみたいに続けていきたいふつうの日記

ムゲンのi読了後に人を赦せた

知念実希人「ムゲンのi」を読了。

人気作だということで何気なく手にとってみたらめくるめくエンターテイメントで楽しく読了できた。

主人公の愛衣とその家族はじめ、心の美しい人達ばかりが出てきて、面白いんだけどほんの少し現実とのちがいに、文字通り「夢のようだ」と感じてしまった。

それでもラストは愛衣はじめ登場人物すべての人が愛し、愛され、赦しあえるあたたかさに自分も包まれた。すてきな読後感だった。

 

 

・で、読了後すぐに、知人とバッタリいきあった。昨年夏にトラブった人だ。

かれが何事もなかったかのように笑顔でたわいもない話をふってきたので、こちらも笑顔でたわいもない話を返した。

 

かれが昨年末いったことの諸々を僕はいまだに忘れることはできないんだけれども、でも笑顔で話せちゃうところがかれなんだよなあ、と思って、怒りに固執してる自分がばからしく、どうでもよくなった。たぶん赦せた?んだと思う。おこがましい言葉だが。

 

 

幸せを感じる受け皿がザル仕様の自分の性質から考えて、このおおらかな気持ちは「ムゲンのi」効果であって、またすぐ嫌なことやくさくさした気持ちに囚われれば怒りがふつふつ復活するのだろう。心情としてはこの件に関してはほんとにもう飽きたので怒りにとらわれたくない。次に進みたい。

 

読後感を期待して読むのは邪道だけど、自分の思考を矯正するために今年は意識して、これまで自分からとることのなかった幸せになれる本をいっぱい読もうかな、と思う。

 

 

ムゲンのi(上)

ムゲンのi(上)

  • 作者:知念 実希人
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2019/09/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
ムゲンのi(下)

ムゲンのi(下)

  • 作者:知念 実希人
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2019/09/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

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