200405: To every bird, his own nest is beautiful.
・僕はお父さんを訴えます
ようやっと読了。ミステリ、ややジュブナイル向け?
ややお父さんの描写に物足りなさを感じたものの、私好みの「おや?主人公の様子が…」系でよかった。
物語を読み進めながら裁判所の様子や民事裁判の申し立ての大まかな流れがすっとあたまに入ってくる。
スープ屋しずくシリーズも読んでみたいな。
・To every bird, his own nest is beautiful.
上記の本が面白かったとはいえ、ミステリ物でラストかしんみりしちゃったので、お口直しに花の本など。
ただひたすらお花を愛で、山草野草を愛で、それらをお裾分けしてくれる隣人に惜しみない賞賛を表す随筆のコレクション。宇野千代、中村汀女、斎藤茂吉、寺田寅彦、水上勉、などなど。このあたりの時代の文章が好きだなあ。
世の中には申し訳ないんだけれど、外界の憂しつらしに目を背け、好きな本を枕元に並べるのがさいきんは珠玉の時間であったりする。
私にできることは少ない。持ち場でのベストを。すなわち、巣を快適に保ち、機嫌よく過ごすことである。