「復活のF」はホルモン亮君と中2病な大人たちの夢の実現でもある
おっぱっぴー。卯野です。
「復活のF」を観てきました。
www.dragonball2015.com
しっかりした感想はこちら。
ナラティブモンキー: 劇場版ドラゴンボールZ「復活のF」はちびっこの娯楽アクション大作
で、ここに書き忘れたちょこっとした感想をこっちに書いときます。
今回はピンと来た方もいらしたようにタイトルの「F」はフリーザのFでもあり、その呼称はマキシマムザホルモンの「F」に由来。バトルソングとして導入されている。
私このF流れてきたとき小さくガッツポーズしたし亮君もぜったいこの話がきたときと完成版みたときとの2回ガッツポーズでほくそ笑んだと思うんだよね。悪役ヅラで。
亮君はたぶん恋のメガラバとかROLLING1000toonとか一般向けにキャッチーにした曲タイアップしやすそうな曲をつくろうと思えばいくらでも作れる能力がある人なんだけど、絶対そうしないのはキャッチーな曲を量産して映画やCMとタイアップすることが音楽をやる理由ではないからである。(亮君の発音は
なあ?こうやってバカみたいな14歳のまま死んでいくのもありだろうよ
もう誰にも伝わんなくたってかまわねえし
もう金にもなんなくたって屁でもねえわ
「予襲復讐」より
「世界に迎合したくない、本当の俺のまま愛してほちい認めてほちい♡」
「売れたい、でもコミュ障だからMステとか紅白とか出られない♡」
って中2病全開のめんどくさい亮君のまま好きなことやったまま鳥山明先生と世界のほうが寄せてきてくれる、これがすべてのこじらせ黄金ジャンプ世代の夢でなくて一体なんであろうか。
世の大人たちがこの「復活のF」で感動すべきはフリーザの復活でも3Dの映像の綺麗さでもストーリーのシンプルさでもなく「こじらせ野郎でも揺るぎない(中2)精神とめちゃクソ高い技術力でやり続けることさえできればお前の夢が実現するぞ!」というメッセージなわけです。
ただし実現するにはヤリコンの機会を逃してDTのまま便所サンダルでギターを弾き続けるという長い長い暗黒のトンネルを通り抜けなければいけない。ごくろうさん万歳!!