nerumae

ほぼねるまえに更新してます 読んだ本/聴いた音楽/マラソンみたいに続けていきたいふつうの日記

読書録_小説・随筆

#2023の本ベスト約10冊 +マンガを振り返る

ご無沙汰しております。卯野です。 読書メーターによると今年の読書は約26冊。 夏と冬の休暇中にまとめて読む感じ。 フィクション・ノンフィクション含めのベスト プロジェクト・ヘイル・メアリー 音楽と生命 外圧の日本史 短歌のガチャポン 新任刑事 ゴリラ…

さざなみのよるー木皿泉

さざなみのよる 木皿泉[asin:4309025250:detail] ドラマ先輩が「木皿泉さん脚本のドラマはハズレがない」と言っていたいたので読んでみた。 2019本屋大賞ノミネート作品。 「富士マート」三姉妹の次女、ナスミがガンで亡くなるところからスタートする、彼女…

52ヘルツのクジラたち

かわいらしい装丁からは想像もつかないほど怒涛の展開だった。胸がいたかった。 以下ネタバレあります。予備知識なしで読んだ方が楽しめる本だと思うので、未読の方は今すぐ本屋さん図書館さんへGO。 52ヘルツのクジラたち作者:町田そのこ中央公論新社Amazon…

スマホ脳、逃げ恥婚で島津亜矢

小雨。 さいきんどうも読書をしていても目が文章をすべる、内容が頭に入ってこない、人の名前が出てこない、 すわ認知症か加齢か、と思っていたら、私と同じような症状の人が増えているとtwitterのタイムライン上で見る。 原因はスマホの見すぎらしい。 とい…

「水を縫う」丹念に織りなされる物語

[asin:B088X122NY:detail]5/8読了。すごくよかった。 物語が始まってすぐスーッと染みこむように入ってくる文章。 「いとおしい、いつまでもこの物語の中にいたい」と思わせてもらえる作品でした。 「男なのに」刺繍が好きな高校1年の清澄、「女なのに」かわ…

前野ウルド浩太郎「バッタを倒しにアフリカへ」がおもしろかった

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)作者:前野 ウルド 浩太郎光文社Amazon図書館本。 前野ウルド浩太郎さんをどこで知ったのかというと、地元地方紙で。 しばらくエッセイを書いておられたようで、その研究者らしからぬとぼけてウィットに富んだ文章に、…

異物側からの世界「コンビニ人間」村田沙耶香

おもしろかった。「普通」って難しいね。コンビニ人間 (文春文庫)作者:沙耶香, 村田文藝春秋Amazonコンビニ人間 (文春文庫)作者:村田 沙耶香文藝春秋Amazon以下感想。引用とラストほんの少しのネタバレあり。 あらすじ 古倉恵子、36歳、「コンビニ店員」とし…

真藤順丈「宝島」感想-ヘビィでエンタメな沖縄クロニクル

宝島作者:真藤 順丈講談社Amazon[asin:B07DHJSJ8Z:detail] めちゃ面白かった。この分厚さを感じさせないほど夢中にさせてくれた一冊。沖縄と米軍基地にかかわる史実をもとにして、当時の市井、ウチナーンチュたちがいかに米軍そして本土に利用され、蹂躙され…

「ハーモニー」伊藤計劃-超面白かったけど読み返したくない

ハーモニーいまさら読了。 めちゃめちゃ面白かったけど言いたいことが多すぎて読書メーターに書ききれないのでこっちに書きます。 ディストピアものでこのコロナ騒ぎと多少リンクするところがあること、結構なゴア表現があることから心身ともに100%元気!っ…

横山秀夫「クライマーズ・ハイ」読みまして

つくづく「ものを書く」というのは業の深い癖だなと思う。文庫クライマーズ・ハイ (文春文庫)作者:横山 秀夫文藝春秋Amazonkindle [asin:B009DEDBH8:detail] 「クライマーズ・ハイ」は、横山秀夫による、日本航空123便墜落事故を題材にした小説。2003年。 今…

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」読みまして

めーっちゃめちゃ面白かったのでざくっと感想と好きな場面の引用をばログ。すんげえ好き。[asin:4150102295:detail] ざくっと概要 火星から逃亡してきた高性能アンドロイドを、主人公で賞金稼ぎのリック・デッカードが追いかける話。 「人間と機械を分かつも…

まさりんさんの短編小説の集い作品感想

第18「短編小説の集い」まさりんさん(id:masarin-m)作品の感想です。

「悲しみのイレーヌ」ピエール・ルメートル読んだった

おもしろかったので感想ログをば。 スタイリッシュグロ度★★★★★ 死体いっぱい度★★★★★ キャラ立ち度★★★★★

神林長平「ぼくらは都市を愛していた」読んだ

神林長平「ぼくらは都市を愛していた」の感想およびプロローグについての雑感です

機会詠と三陸の話

永田和宏「作歌のヒント」機会詠の項と欄陸来訪の記憶から、「他者の視点をはなれ自分の目でものを見ること」について書きます。

描写とイデアと「自然を寫す文章」

寝る前5分くらいで読める夏目漱石のエッセイ。 情景描写についての漱石の姿勢が書かれている。

すべての揺らぐ人へ−「ビオレタ」(と、私)

寺地はるなさんの第四回ポプラ社小説新人賞受賞作「ビオレタ」の感想と自分語りです。

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