近況:もっと狂えるはずだ
近況
■ノーカラーシャツ
今春から流行りの(ひとつの)ノーカラーシャツが好きすぎてつらい。
気づいたらほぼ同じような型でほんのちょっとずつデザインの違うものを6,7着買っていた。
記憶がない。
自分は飽きないので毎日着ていてもこれっぽっちも構わないけれど、はたからはそろそろ「アイツ毎日同じシャツ着てねえ?」と思われているかもしれない。別に構わない。
もし指摘されたら「いやいや実は全部オーダーものでして、こっちがイブ・サンローラン、あっちがゴルチエ」とパタリロよろしく答えてやろう。嘘です見栄です盛りました。全身ユニクロクソ野郎です。
■うたよみん
最近「うたよみん」という短歌コミュニティのサイトを見つけた。
んでもって他のかたの短歌の素敵だなと思ったものを散弾銃のようにTwitterTLに乱れ撃ちしている。すいやせん。
きのうおととい見つけたばかりなのでパッと見だけれども、枡野浩一さんが立ち上げ等に関わっていらっしゃるのかな。
ほかの方の歌も枡野さん的「ノーガード現代短歌」が多い印象。あとJ-pop系ラブソング。
佐々木あららさんもいる。
今んとこ ミ花 さんのこの歌に殴られた。
まずさあみんなさあ消費期限切れた牛乳をシンクに零してるとき、銀河を想起できる?出来なくない?私できないよ?って焦ったとき、「あ、私あたま硬くなってる」って絶望した。
AからΣを想起すること、言葉の理からどれだけ解放されるかが詩歌を詠む理由であって、ああまた難しいこと言ってる、死ね!
理から解放されて僕たちはもっと狂えるはずだ。
牛乳の白と銀河が美しいです。
「うたよみん」とは、枡野浩一さんのまとめ(と短歌について諸々)
matome.naver.jp
自分も卯野抹茶の名前で過去短歌を再投稿してみている。
www.utayom.in
■魔改造短歌をつくってみたい
短歌に超絶短詩を付与するというものすごい言語遊び。自分もやってみたい。
この方と魔改造短歌のすごいところは、詠み手が読み手の解釈を信頼しきった上でさらに意味を追加し、あるいは裏切り(反転させ)、そしてその効果までちゃんと確信しているということだと思う。マジで短歌読んだあとに超絶短詩を読むと、もとの意味が万華鏡みたいに違って見えるのだ。おもしろい。
ものっすごいやってみたいけどその前に短歌そのものがいまだ詠めない。三一文字をつくるには我あるいは「短歌用の我」がまだ復活していない模様。あるいはもうそんなの死んでしまったのか。