オートクライン
備忘録日記
研修を受けている。
オートクライン、autocrine、自己分泌。
コーチングにおいては「自分で発した言葉が自分自身に作用すること」を指す。
たとえば、野球の指導者が選手に「おまえはスイングがあまいからもっと素振りをしろ」と直接練習の改善点を伝えるより、選手に質問を投げかけて本人に考えさせ、「ぼくはもっと素振りをしたほうがいい」と選手自身が必要とすることばに至らせる、みたいな。
ブログも、多分界隈で散々言われていることだろうけれども、このオートクラインとしての作用があるんだろう。
本日の研修で講師がいうことには、人間の脳みそは言語スピードの何倍もの速さで考えを巡らせている。それゆえに思考の整理が追いつかなかったりする。
たしかに私も頭の中では整合性ある考えのつもりだったのに、いざ文字に書いてみるとアレレ辻褄合わないぞ?とかよくよくある。
そういう考えのねじれを直して推敲したり、あるいは「ゼロ秒思考」みたいに体裁は二の次でポンポン瞬発的に言語化してみたりしていくうちに思考が研ぎ澄まされていく。思考するスピードと言語、そして最終的には行動に移す時差がほとんどなくなる、ってのが理想。
メタ認知なくして再現性はない。