腎移植のドナーになってきた②発端
先日、生体腎移植のドナーとして移植手術を受けてきた(正確には私は腎臓摘出手術)。
プロローグ的なものはこちら
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ことの発端は、今年(令和5年)の年末に受けた弟からの連絡。
「以前移植した腎臓が機能しなくなった。もう一度移植手術が必要だと医師から言われた」と。
弟は生まれつきの腎不全で、すでに学生のときに実父の腎臓を移植している。
その後何年かは経過良好だったが、年末から急激に体調が悪くなり受診。
移植した腎臓の機能が急激に低下しており、すぐに人工透析が必要な状態、と診断された。
正月に実家に帰省したときに、正式にその話をした。
弟は膝をあらためて「姉さんの腎臓をおれにください」と頭を下げた。
正月から尿を一滴も排出できなくなっていたらしい。6kg増加したといっていた。
人は水分で6kg増える。
私は二つ返事で引き受けた。
もともと一回めの移植手術のときにすったもんだがあって、私がドナーになるというルートも考えていたため、迷いはなく、むしろ
「よっしゃ、やっぱわしの番や」みたいな変なアッパー感があった。
この変な使命感アッパー感の正体は、のちの通院でわかることとなる。
※個人の特定を防ぐためにところどころぼかしています。
※これから先同じく腎移植を受ける後人の一助になればという思いと、その時感じた自分の率直な気持ちをとどめておきたいという気持ちで書いています。