200327 The secret of Coke
・ディストピア小説みたいな出来事がまいにち更新されている。
Twitterでニュースアカウントを追うたび「東京ロックダウンの可能性」とか「英国首相コロナウイルス陽性」などといった記事が更新される。読み物が頭に入らない。現実が濃すぎる。
ゆゆしき。
・先輩に勧められて伊阪幸太郎「火星に住むつもりかい?」を読んでいる。
拷問よりも、相互監視、相互懐疑の人間関係の描写のほうに読んでいて胸をいためる。
・新年度からの人事発表があった。4月からはかなりタフな1年になりそう。コロナウイルスのせいですべての予定が未定のまま発進する。
全方位に反復横跳びできるフットワーク、しめ縄ほどにビルドアップされた神経が必要になるだろう。
自分にも周りにも期待しない。
・夕食後、息子があたりをうかがって、声をひそめて近づいてきた。
「ちょちょ、あのさ、○○くんから聞いたんだけどさ、コカ・コーラの秘密って知ってる…?」
その、俺は今、とてもいけないことを話しちゃっているぜ、といった体と、歴史はくり返すんだなという奇妙さに、思わず吹きだしてしまった(たぶんコカの葉が云々、という話を聞いてきたのだろう)。ほんとに悪いけれども。
吹き出した私の肩を、息子は真っ赤になってぽかぽか叩いてきた。
この先の見えない毎日を謳歌してるのは君たちくらいだな、と思った。
桜がまちどおしい。