200331 The gift of gab
・the gift of gab(弁才)について
オンライン英会話。
「こんな人、誰か身近にいる?」とセルビア人講師に訊かれた。
私は安倍首相を挙げた。
「内容の有無はさておき、この状況下で流暢に表情を変えず、具体をぼかし、耳障りのいい言葉を選ぶ肝と才はすごいなと思うよ。」
と答えると、それまで穏やかに聞き役にまわっていた講師が急に口角をきゅっと下げた。
「少し言わせてくれ。ぼくの国のプレジデントはまったくその逆なんだ」と彼はいった。
「彼はいつも険しい顔で、『〜するな』、といって民衆を惑わせる。パニックにさせる。僕らはこの状況で、さらに彼のせいで、不安になっている」
うわあセルビア大変だね、と思った。
逆ならばせめて、実働がしっかりしてれば不満もないのだけれどね。
・村上春樹の文体の読みやすさについて考えていた。一文中に入っている情報量が適切で、それをたたみかけてくるからかなあ。
とくに騎士団長殺しは日本的湿り気もあって好きだった。
そうはいうものの文体の乾いた感じとか湿り気とかどこで判断してるんだろうね。あんまりよくわかってません。