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安倍司「食品の裏側ーみんな大好きな食品添加物」感想

抹茶です。


読みました。

ざくっと概要

食品添加物を売る会社につとめ、添加物のトップセールスマンとして活躍していた著者が、自分の子どもにも食品添加物まみれの加工食品を食べさせていたことに気づき、食品添加物の現状と添加物を使わない食卓づくりへの啓蒙に転換するお話。


以下感じたことを。



ストーリー仕立てで読みやすい

食品添加物について勉強する必要があり、先に磯部良策さんの本を手にとったのですが難しく中断。
この安倍さんの本はご本人の体験談を軸に食品添加物の現状と見解が記されているので、頭にすっと入りやすい。
導入編として読みやすい1冊です。



あえていうなら

長年食品添加物を扱っていた安倍さんご本人が「恐ろしい」「気持ち悪い」と食品添加物を形容しているその根拠がじゅうぶんに書かれていなかったのが残念。
キモチワルイのは「人体に対する影響がじゅうぶんに検証されていないまま食品に入れられている」、「製造工程を見ていると製造者はとても食べる気になれない」といくつか理由を挙げていらっしゃるのですが、それだけだと消費者の不安を煽っているようにも。
(私の希望するスタンスとしては「消費者にも情報開示できる状態で、食品添加物と現実的にうまくつきあっていく」)
そこらへんの気持ち悪さの根拠は続編の「実践編」で解説されるのかな、と期待です。

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