nerumae

ほぼねるまえに更新してます 読んだ本/聴いた音楽/マラソンみたいに続けていきたいふつうの日記

ベストオブnerumaeログ6選+短歌10.2選2014

まとめをつくるほど大したブログ書いてないんですが自薦集2014作りました。俺の歌を聴け!ってやつですね。

・6エントリ+短歌10+2
・ブクマ、スターの多寡よりも私の輪郭がより出てるもの、個人的に思い入れが強いものを選抜しました
・読まなくても大体わかるように解説入れてます

俺の歌を聴け6選

1, ベストオブnerumae

自分ではグヒグヒ笑いながら脳内物質ゴリゴリだして書いたんですけど、あまり他の方には面白くなかったようでイマイチ盛り上がりませんでした。筆力不足無念。
この「ぬるんちょ」は自分が従事してる作業内容をなんとか身バレせずに、でもこの疲労ちょっと狂った感じとクソさと悪夢みたいな不条理感だけをなんとか伝えられないか!sucks !!と試みた結果です。
あと直近で読んだ川上弘美さんのこの小説収録「mundas」の凄まじさにも相当影響受けてると思う。*1

id:imada-natsukiさんにおもしろいと言ってもらえてよかった!



2,

実際にお会いしたトランスジェンダーの方のせつない恋愛話です。
今でも鰐子さんの心から流してるみたいな血の色のルージュが鮮明に目に浮かぶ。
手法としてどうなのかなと思いましたが、http://goo.gl/hf3AZC第0回に投稿した「Its apple - nerumae」はこのお話がモデルです。


3,

躁鬱まではいかないんだけど、たまに「なんとかハイ(&ロー)」になることがあって、その時の己の御しがたさ、自分が自分じゃない気持ち悪さをわりと客観的に見つめることができたと思ってます。伝わらないと思うんだけどこれ書いてるとき本当に脳みそが頭蓋骨の中でちょっとだけ傾いてる感じがして気持ち悪かったんだよ。
「知覚の扉」「素晴らしき新世界」のオルダス・ハクスリーはいつか読んでみたい。でも難しいってさ。うぐぐ。

「すばらしい新世界」オルダス・ハクスリー 著 | Kousyoublog

やっぱり当たり前のように薬物がある世界

2014/12/20 12:27




4,

消えてしまう地元の老舗喫茶店の感覚を文章化したエントリです。
他のお客さんもいて写真等撮れなかったので、せめて心にスケッチしておこうと思い書いたところ少なくない方に読んでいただいて感謝です。
「この感じ、ちゃんと通じたんだ、共有できたんだ!」ってすごく嬉しかったのを覚えてる。




5,

歌人 佐藤真由美さんの中で私が一番好きな歌を何気なくtwitterに挙げたところドボン会長、よつばさんはじめ多くの方から反響をいただいて、「ああやっぱこの歌ってすげえんだな!!」って震えた記念ログです。
私の解釈せいだいに間違ってるってどなたかからいただいたんだけど、まあそれも含めておいおい短歌は学んでゆくよ。



6,

猫背だけど前むいてセルフ鼓舞する感じのログ。3月11日が近づくたびに見返そうと思います。



ベストオブ俺の短歌10+2

題詠短歌「なんだか胸がくるしいんです」より


046:賛 賛美歌を捧げし君へそっと問う 「シックスナインって教義的にどう?」

068:沼 沼底で藻草に耳目をふさがれるよるはだまってちからをぬいて

065:砲 コカ・コーラ・ゼロをおくちにほおばってぴゅーと水鉄砲とほら、虹

061:倉「赤ちゃんができたみたいなの、そう彼の」小倉パヘ屋でなぜ僕にいう

080:議「議事堂の真下の宝をゲットだぜ」と出てったっきり50年です

078:棚 駄菓子屋の木棚のすみに残されたほこりかぶったビックリマンチョコ

073:谷 ほの白きすきまの谷のその奥の湿った僕をだきしめる室

089:煽 「煽らないアルカイックなももち神」にアジられ踊れ 爆ぜ 翔べ 泣け*2

084:皇 たまきはるお前を傷つけうるものとたたかうだろうわれの皇(すめらき)

100:最後 最後とはなにかのはじまりさいごとは君が脱ぎ棄つきのうのあした



番外(題詠マラソンとは別に個人的に詠んだものです)

ここでしか昇華されない業があり テキストのなかの殺意をゆるせ


すこしだけ目線を上げて青蛙 あめがあがったアスファルトの香


総括

ぬるんちょ的書き方は楽しかったのでまた試してみます。
あと喫茶店とか鰐子さんの話とか、そういうちゃんと伝えたい感覚、手触りみたいなのを少なからずの方々に伝えることができたのはちょっと自信につながりました。もうちょっと筋肉を思い通りに動かすみたいに、脳と表現技法の神経系を密につなげていきたいっす。

*1:くわしい読書感想は ナラティブモンキー: エロ神がかってる5編――川上弘美「なめらかで熱くて甘苦しくて」

*2:題詠マラソン」に投稿されていらした木下さんのこちらの歌にインスパイアされたものです → 089:煽(木下BUCK-TICK侑介) (silentbluefilm) 089:煽 煽らない。ももちは決してアジらない。ももちは静かに微笑むだけだ。

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